競艇初心者向け！ボートレース基礎知識と、競艇で勝つための法則とは？

「競艇を始めてみたいけど、なんだか難しそう…」
競艇は競馬よりもマイナーな競技なので、インターネットにも情報が少ないですよね。

競艇は1レースに6艇走らず、他のギャンブルに比べてルールは非常に単純です。
重要なポイントを押さえて、ある法則を掴むことができれば簡単に勝つことができます。

この記事では、競艇初心者がおさえておきたい、競艇の基本のルールや、勝つための重要なポイントを解説していきます。

競艇初心者向け！競艇（ボートレース）の基本情報

競艇（ボートレース）は公営ギャンブルの中の一つです。日本全国に競艇場は24ヶ所あり、365日年中無休で開催しています。

レースの時間帯は
「モーニング」「デイ」「サマータイム」「ミッドナイト」

の4つに分かれます。競艇は好きな時間帯や、レースに観戦・参加できるのも魅力ですね。

競艇初心者が勝つために覚えておきたい！ボートレースの基本ルール

競艇は、600ｍ×3周の計1,800ｍの水上コースを6艇のボートが競って1位を目指す競技。
6艇のボートにはそれぞれ色分けが決まっており、それぞれは以下のとおり。

これは競艇のどのレースでも同じ振り分けとなっていますので、初心者にとって色で判別できるのは大変わかりやすいですよね！

競艇初心者が勝つために覚えておきたい、ボートレースの基本ルール【フライングスタート方式】

水上のボートは水面で止まることができないため、競艇では既定の時間から1秒以内にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」を採用しています。

競艇のフライングスタート方式は、大時計の針が0秒になってから1秒以内に通過しなければいけないのですが、

針が0になる前にスタートラインを通過すると「フライング（F）」
1秒以上遅れてスタートラインを通過した場合「出遅れ（L）」

そのレースは欠場になり、その番号が絡んだ舟券は全て払戻されます。非常にシビアですね。

競艇初心者が勝つために覚えておきたい、ボートレースの基本ルール【節とモーター抽選】

競艇は予選から優勝戦まで、最大7日間（通常4-6日間）レースが開催される競技で、その全レースの開催期間を「節」（せつ）といいます。

例えば、丸亀競艇場で開催予定の”第70回ボートレースメモリアル”は8/27～9/1までの開催となっていて、この期間のことを「節」と区切ります。

競艇選手は1つの節の間に何度もレースに出場することになりますが、選手がその節のレースで使用するボート及びモーターを、前日の抽選で決定。

競艇で使用されるモーターは全て同じメーカーの同じ型なのですが、モーターの性能は時期によって差がありますし、競艇選手の整備の腕によっても結果が変わるのです。中には、エースモーターと呼ばれる勝率の高いモーターも存在します。

【競艇初心者が覚えておきたい！競艇（ボートレース）の基本ルール】舟券の購入方法

競艇で投票をする際に購入する「勝舟投票券（かちふねとうひょうけん）」、通称「舟券（ふなけん）」は全国24か所のボートレース場やボートレースチケットショップ、また電話やインターネットでも買うことができます。
（※電話・インターネットでの購入にはテレポートへの会員登録が必須。）

生で観戦する競艇は迫力があってそれだけで楽しめますが、天気の悪い日や家でゆっくり見たい日には、電話やインターネット投票できるので便利ですよね！

競艇初心者が舟券を購入する際に当てられるオススメの予想方法

競艇初心者が最初に試してほしい買い方があります。

それは「単勝」と「2連単」です。

その理由を競艇で実際にみる事例とともに説明していきます。

【競艇初心者にオススメの予想方法】イン逃げの確率が高いレースを選ぶ

まず競艇初心者がレースに慣れるためにおすすめは、インコース逃げが決まりやすいレース。

そもそも、競艇（ボートレース）という競技では、1番内側の1コースの艇がイン逃げを決める確率がなんと53.9％もあります！！！

1コースの単勝の配当を見て、「単勝買い」で攻めてみるのもいいですし、単勝の配当がついていないのであれば「2連単で流し」て買ってみるのもよいと思います。

1号艇にA1選手など強い選手が配置されていれば、なお的中率は高いはず。

【競艇初心者にオススメの予想方法】イン逃げの確率が高い競艇場を選ぶ

全国24ヶ所の競艇場がありますが、勝つために把握しておくべき競艇の絶対的法則「イン逃げ有利」というものがあります。
その中でも競艇にはイン逃げが決まりやすい会場があるとか。

その例として…

平均の53.9％と比較してもイン逃げの確率が大きく上回っていることがわかると思います。

このような、イン逃げ確率の高い競艇場では企画レースという、予想をしやすい配置が意識されたレースがあります。

そういったレースを狙って、舟券を買ってみるのもオススメです。

【競艇初心者が勝つために覚えておきたい】舟券を買って競艇に挑戦しよう！

競艇は他のギャンブルに比べて当てやすい分、オッズが上がりにくいという特徴があります。
自分に合った投票方法を見つけてみましょう。

競艇の舟券の種類は7種類

競艇の舟券は全部で7種類ありますが、それぞれ的中率やオッズ（購入した舟券が的中した際に支払われる配当金の倍率）が変わってきます。
それぞれの特徴を説明していきます。

競艇の舟券の種類①単勝

1着にゴールする艇を当てます。ボートは6艇しかいないので、確率は1/6と初心者にも当てやすいですが、配当は上がらないことが多いです。

競艇の舟券の種類②複勝

1着か2着に入る艇を当てます。選んだ艇が1着でも2着でも当たりとなり、確率は1/3と単勝よりもさらに当てやすいですが、こちらも配当は少ないでしょう。

競艇の舟券の種類③2連単

1着と2着の組み合わせを着順通りに当てます。例えば、「2-4」という形で購入した場合は、「2番が1着、4番が2着」という着順にならなければなりません。逆の「4番が1着、2番が2着」ではハズレになります。3連単に次いで配当が多くなりやすいです。

競艇の舟券の種類④2連複

1着と2着の艇の順位を関係なく当てます。例えば「2-4」と購入した場合は、「2番が1着、4番が2着」でも当たりとなりますし、「4番が1着、2番が2着」でも当たりとなります。2連単よりも簡単な分、配当が少なくなるというデメリットもあります。

競艇の舟券の種類⑤3連単

1着、2着、3着の組み合わせを着順通りに当てます。例えば「2-4-6」という形で購入した場合は、「2番が1着、4番が2着、6番が3着」で当たりとなります。2連単よりも難しくなりますが、配当が多くなり勝ちやすいというのはメリットですね。

競艇の舟券の種類⑥3連複

1着～3着までの2艇を順位に関係なく当てます。2連複よりも3着が加わるため、少し高めの配当が期待できるのが特徴です。

競艇の舟券の種類⑦拡連複

1着～3着までの2艇を順位に関係なく当てます。予想した2艇が「1-2着」「2-3着」「1-3着」のいずれかでも当たりとなります。ただし、3着が2組以上の同着がある場合は3着同士の組み合わせは除きます。

【競艇初心者も確認しておきたい】競艇のオッズ

次は競艇のオッズについて説明していきます。

競艇のオッズとは、購入した舟券が的中した際に払い戻される配当倍率です。
つまり、あなたがレースの予想を的中させた際に、オッズにより払い戻しされる額が決まってきます。競艇での収支額に大きく関わるものなので、把握しておきましょう。

競艇のオッズが決まる仕組みと勝つために知っておきたい法則

あなたが予想した舟券のオッズを確認することもできますし、オッズが低い＝投票率が高いということですので、オッズを逆手にとって投票することもできます。

しかし、競艇でオッズを見て投票する際に気を付けて欲しいことがあります。

オッズが低い買い目は売れているので当たりやすい傾向があるといえます。ただし、競艇のオッズはあくまで投票率の割合を反映した数値であって、選手の実力や成績を反映したものでないということです。

競艇にはこのような傾向がありますので、オッズ＝期待値と捉えてしまうと危険です。

競艇の賭け式ごとの平均配当

競艇の買い目は最も買い目の多い3連単でも120通り。
競艇は、競馬や競輪と比較して平均オッズは低く、投票される券種は大きく偏っています。

券種ごとの投票割合では3連単がおおよそ90％以上を占めていて、次いで2連単が4％になっています。
競艇で収支を上げたいのであれば、3連単を買う以外の選択肢はないですね。

競艇初心者のうちは単勝や2連勝から始めることをお勧めしていますが、慣れてきたら2連単、3連単に挑戦したいですね。

競艇の締切前のオッズ変動

競艇でオッズの変動が収支に大きく影響をすることはご理解いただけたと思います。

そこで、締め切り前の6分間の投票数の変動を確認してみましょう。

実際の過去のレースでの投票数の変動です。

締め切り前のたった6分間で、倍近くの票が買われていることにお気づきでしょうか。これだけの投票が行われれば、オッズも大きく変わる可能性が高いですよね。

このように締め切りに近づくほどオッズが信頼できる数値に近づきます。

とはいえ、締め切り1分前などギリギリを攻めすぎてしまうと間に合わなくなってしまうこともあると思います。あらかじめ予想をしておき、3分前を切ったあたりから購入してみると良いかもしれません。

競艇のオッズはどこで確認できる？

競艇のオッズはネットで投票する場合、以下のサイトで確認することができます。

他にもオッズを公開している非公式サイトがありますが、最新情報がイチ早く入手できる公式サイトが安心でしょう。

また、払戻金からオッズを算出することもできます。

上の画像の「払戻金\5,210」のオッズは何倍になるでしょうか？

\5,210というのは舟券1票（100円）あたりの払戻金額ですから、

オッズは52.1倍だったということがわかりますね。

【競艇初心者も確認しておきたい！】競艇選手の出走表の見方

次に、競艇のレースの出走表を見てみましょう。

出走表は競艇の各レースで必ず確認できるもので、レースの勝敗を決めるポイントを見極める力が大切です。

競艇選手の4つの階級

競艇には約1,600人もの選手がいます。

そして、約1,600人の競艇選手の勝率によって「A1級」「A2級」「B1級」「B2級」の4つの階級に分けられています。

競艇選手の階級のうち、最上位は「A1級」。

A1級の勝率のボーダーラインは6.20付近が高く、全選手の上位20％ほどになります。
A1級選手でないと出場できないSG競争（スペシャルグレード競争）は、賞金額も、名誉も、すべての競艇の大会の中で最高峰といえる大会もあります。
このように、競艇選手の階級によって出場できるレースや日程も変わってきます。

A1級のエース級の競艇選手同士が戦う試合なんて、想像するとわくわくしますね！！

競艇で勝つためにはスタートを予想が肝！競艇選手のスタート感

次に、競艇初心者が確認しておきたい項目として、

「フライング・出遅れ数」と「スタートタイミング」というものがあります。

選手のスタートのタイミングでその後も試合展開が変わってくることは予想できると思います。出走表から選手の情報を確認しておくことで、重要なヒントを得られることもあります！

競艇選手のF（フライング数）とL（出遅れ）数

「F（フライング）数」「L（出遅れ）数」は回数がカウントされています。

フライング数のある競艇選手は、再度フライングをしないように慎重にスタートを切る、という傾向があります。

よって、1号艇がフライングを持っていて慎重にスタートを切った場合、外側の艇より遅れを取り、まくられるという可能性も予想できます。

競艇選手の平均ST（スタートタイミング）

競艇選手ごとにスタートタイミングの平均値を表した、「平均ST（平均スタートタイミング）」というものがあります。

平均スタートタイミングの数値が小さい選手ほどスタート感がよく、良いスタートを決めるかどうかの指標になります。

大切な基本情報【競艇選手の勝率】

競艇選手ごとに「全国勝率」と「当地勝率」というものがあります。

競艇の勝率というのは「着順点」という点数で示されており、着順点はそれぞれ着順によって加算されたポイントを平均したものとなっております。

A1級の競艇選手の中でも上位になると勝率は7点台後半～8点台と非常に高く、1号艇に当地勝率の高い選手がいる場合、そのコースが得意であると考えられ、イン逃げの可能性が高いことは想像できますね。

競艇で勝つために絶対に確認したい【モーター勝率】

最後に競艇選手の出走表の項目で確認をしておきたい「モーターの連対率」というものがあります。

モーターは各競艇場から提供されるもので、開催節毎に抽選をして競艇選手が使用するモーターが決まります。モーターの性能によって伸びが変わってくることが多いので、必ずチェックしておきましょう。

また、年に一度モーターが交換されます。

各競艇場の現行モーター使用開始日は以下のとおりです。

競艇で勝つためには必須！競艇選手の直前情報

競艇のレース本番前には選手が自らの手でボートの調整を行います。

ボートの調子が芳しくないと感じた場合や、勝負をかけたい時に部品を交換が行われることが多いです。
舟券への影響度は小さいものから、交換をしていたら要注意の部品もあります。

例として、上記の画像では6号艇の森高選手が、ピストン×2、キャリアボデー交換を行っていることがわかりますね。ここからは、部品交換がレースへどのような影響をもたらすのか確認しておきましょう。

競艇初心者が見落としがちな勝つための法則【部品交換】

交換できる部品は全部で9つ。

競艇で勝てる法則を自分なりに見つけてみましょう！

競艇初心者の方にとってはボートレース独自のルールや、買い目に悩んで難しく感じることもあるかもしれません。

せっかく始めるのなら、競艇を楽しいと思ってもらいたいので、
とにかくはじめは、単勝や二連単で舟券を的中させながら実践で感覚を掴んでいってください。

まずは経験値を上げて、競艇の楽しさを十分に味わったら、徐々に3連単のような高配当にも挑戦してみてくださいね！